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お客様のW114

Virage Old and Neo Classic Car

W114マル秘

何とも良いコンディションを保たれたW114です。

ペイントも内装もとても良い状態です。

W114マル秘

この後、中国道に乗って送っていただいたのですが、やはり乗せていただいても良いコンディションでした。

マル秘チューニングの効果も感じられたようで一安心です。

早く自分のW114を仕上げて乗りたくなりましたが、いつのことになるやら。

 

どんな車種であれ同じですが、なかなか自分の車と同じ他人の車に乗ることはそう多くないと思います。

同じメルセデス・ベンツでも殆どの方がご自分の車しか知りません。

私のような立場ですと、同じ車種でも多くの違う車を見て、乗りますので比較対象と、ベンチマークがあります。

例えば今、当ショップに5台のW201があります。

先日届いたお客様のとても良いコンディションの16V、普段のアシの2.3、二台はバラしていて、本日新しいアシがやってきました。

右ハンの2.0白ツートン、見た目がきれいだったためATの不調を承知の上で買ったものです。

見た目がキレイで56,000km。

普通ならば期待してしまうところでしょうが、この辺りの距離を刻んだ車は足回りをO/Hした履歴があるのか、無いのか微妙なところです。

私はこのような場合「履歴が無い」と思うようにしています。常に走行距離が多かろうが、短かろうが、リフレッシュするつもりでいます。

乗ってみると、ブッシュやショック云々よりも「一体どんなタイヤ履いてんだ?」というような安い乗り味にプラスしてステアリングには細かな振動が伝わってきます。

見てみると、非オリジナルのホイールに国産のウ〇コタイヤ。

ステアリングのセンターもズレていて、左に流れようとします。

とにかく、耐え難い乗り物です。

久しぶりに酷い車に乗りながら、ふと思いました。

これに乗っていた方にとってはこれがW201なんだろうなということです。

ATの3速がズルズルで、振動があり、ステアリングのセンターが出ていない古いベンツ。こういうモノなんだろうなということです。

良い状態を知っている方なら、それが本来のW201からは程遠いことが分かるでしょうが、初めて乗る方や、あまり比較対象が無い方にとっては「古い車なんてこんなモン」と映るかも知れません。

現状、この白いW201は私が普段乗っている調子の良い紺色や、お客様の新車と見紛う16Vとは全く違う乗り物です。

最早、メルセデス・ベンツと呼ぶことすら憚られるほどです。

しかし、手を入れてあげれば再び素晴らしい乗り物になるでしょう。

それがこの時代までのメルセデス・ベンツのメルセデス・ベンツたる所以です。

何をすれば良いのか?整備と呼ぶような大袈裟なことではありません。

「消耗品の交換」です。タイヤもブッシュも消耗品です。(アライメント調整は必須です)

ただの消耗品の交換をするだけで「耐え難い乗り物」は再びメルセデス・ベンツになります。

 

この白くキレイなW201の形をした「耐え難い乗り物」が、メルセデス・ベンツに戻るのが楽しみです。

投稿日:2013/11/18