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80年代の悪魔 & メカニック募集

Virage Old and Neo Classic Car

マセラティ ビトルボ ダブルシックス

お待たせしているお客様の修理の合間にこれらの車にも着手しなければいけません。

ダブルシックス エンジンスワップ

80年代にメカニックの悪魔と呼ばれたコレ。

エンジンルームを開けたら、何も見なかったことにしてそのまま閉めたくなります。

不動の状態で引き取り、不動車再始動のルーティンに沿い、とにかくさっさと動ける状態にしようとしたところ、

先日まで元気に回っていたスターターが「カッ  チン・・・・」の声を最後にご臨終です。

プラグの交換だけで二度と関わりたく無くなるこの車はどんな風にスターターが装着されているのか。

期待を大きく裏切ること無い奴です。某英国電装メーカー製のそれは旧態然とした出で立ちで二本のボルトにてエキマニの下に装着されています。

上下二本のボルトの内、上のボルトは嫌がらせとしか理解のしようがない挿入のされ方です。

試行錯誤の上(きっとSSTが存在するのでしょう)スターターを摘出し観察すると有り得ない壊れ方をしています。

二度と同じ部品を使いたくない(再び壊れることが分かっている上に同じ作業をしたくない)ので、世界のどこかに気の利いた方がこのV12用のコンパクトなリダクションタイプのスターターを造ってくれていないかとさがしたところ、割とアッサリ見つかったため即時に購入しました。

この車の下に潜って気付きましたが、実走行4万キロ、ワンオーナーの中々程度の良い個体の割りに、サブフレーム等の塗装が禿げて錆が発生しています。

これってパウダーコーティングなどの類でなく、最初っから下地の処理もロクにせずにペイントしているような感じ?みたいな感じです。

サスペンション・アームなども同様です。こりゃあ全部ブラストしてからパウダー・コートだわな。

取り敢えず、スターターが到着してから動かせる状態にすることが先決です。

因みに、画像のエンジン及びエンジンルームと仲良く付き合っていくつもりは毛頭ありません。

エンジン、トランスミッション、エアコン周り、配線、マネージメント全てスワップしてから女性社長の足車になります。

マセラティ ビトルボ

次にこれ。

1999年製の為、80年代とは無関係のように思われるかもしれません。

確かにアップデートされた部分が多く、フェラーリ傘下になってからのこれは更に手を入れられている部分が多く見られます。

が、某所から自走で引き取ってきたこの個体は、20年ぶりに路上でJAF(Japan An●l Fu●kersではありません)様のお世話になる縁をもたらしてくれました。

トラブルの元凶であったウォーター・ポンプは80年代のものをそのままキャリー・オーバーしているようです。

しかも価格を調べてみれば、クオリティーはそのままなのに記憶にある価格と大きなギャップがあります。

こんなものにそんな大金を払うつもりは毛頭ないのでヨーロッパの人に訊いてみたらば、まあ納得できる価格。

注文したものの、どうせ長持ちしない上に駆動はタイミングベルトの背中です。エンジンまでお釈迦になると心が折られますので新品をサンプルにmade in Japanで作成していただく可能性を探ります。

2、3万キロごとに交換が必要なウォーター・ポンプなんて要りません。お客様のご負担とお手間はもちろんですが、整備する側もしんどくなります。

ボルトを外すとボロボロに崩壊するタイミング・ベルト・カバーもmade in Japanのカーボン・ファイバーで造っていただきたいものです。

このQuattro Porteは以前ご紹介した430のドナーとして仕入れたものですが、取り敢えず私の足車として使用して様々な検証をします。

パッと見、キレイなので「このまま乗れば?」なんてことをいう友人もいますが、施主の方はこのスタイルに興味がありません。「モダン過ぎる」とのこと。

ドナーとしての魅力は4 valveのヘッドなのか?モアパワーなのか?より洗練されたマネージメントなのか?

全く違います。

多くのメリットがありますが、重要なものの一つとしてサーペンタイン式一本ベルトであるということです。

個人的には、自動車の発明の中でも大きなものだと思います。

特にビトルボでは有効です。今時何本も掛かったVベルトを時々張る必要があるなんて私でも嫌です。

増してベルトが滑っているアノ音。あんな嫌なものはありません。

 

何でこのような80年代の悪魔にわざわざ関わるのか。

それはただただカッコいいからです。

純粋にこういう車に心配なくサラッと乗れればカッコいいからです。

昔のように「そういうモンだから」だとか「壊れれば直せばイイじゃん」なんて時代は終わりました。

そうは言うものの結局うんざりして、好きだった車を降りた方達を数多く見てきました。

現代の技術を用いれば昔不可能であったことが可能になります。当たり前と言えば当たり前の話です。

ただ、上記のようなスワップや改造等を施すにはそれなりの費用が必要になります。

しかし、それもいつまでたってもトラブルのイタチごっこでお車を満足して楽しめないことや、そもそも純正で出来が悪い同じ部品を何度も何度も繰り返し交換する手間と費用を考えればいかがでしょうか?

 

※突然ですがメカニック及びスタッフ募集です。

メールにてお問い合わせください。

輸入車の扱いの経験は特に必要ありません。

事務や雑用など、特に輸入車に関するスキルがなくともやる仕事はあります。

また、メーカー(自動車、エレクトロニクス関係等)を退職された方大歓迎です。当ショップにお力をお貸しくださいませ。

投稿日:2014/05/16