何とも好ましいW460です。
こういう「素」のGを見ると、もともとこの車が「オラオラ系」や一発当てたラッパー用でないことがよく分かります。
5気筒ノンターボのディーゼルエンジンは平地を走るには過不足ありませんが、
登坂時には車重が祟って苦し気です。
オリジナルは何と「5ナンバー」の枠に収まるのです。
何とこのお車はオリジナルでマニュアル・トランスミッションを搭載しています。日本では非常にレアなモデルです。
ただ4速なので、高速道路などでの長距離運転時にはもう一段ギアがほしいところです。
今回のエンジン・スワップでのドナーは、このW124です。
6気筒ディーゼル・ターボOM603を移植します。
非常にトルクフルでW460のアップグレードには適しています。
さらに、4速マニュアルを5速に換装するので、見た目はW460のスリムなボディーのままでパワフルでスムーズにアップグレードが可能です。
もちろん、トランスミッションは専用品でギア比も違和感のないものに仕上がります。
ドナーに搭載したままエンジンや周辺部位の調整が終わり、部品の選定や取り回しが大方整ったため、
来週辺りから「スワップ」を開始します。
と言っても、簡単な作業ではありません。
それぞれが機能することは当たり前として、整然と違和感なく、永く性能を保てるように仕上げることに手間と時間と費用が掛かります。
この作業を含め、当ショップへのご依頼以外のご質問等は一切お答えできませんので悪しからず。