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450SEL 6.9

Virage Old and Neo Classic Car

ウォームアップレギュレーター

しばらく放置していた70年代のモンスターですが、パーツ待ちの時間ができたので取り敢えず動かせるように。
スターターをO/Hしてウォームアップレギュレーターを取り付けたところ。
一発始動でアイドルも安定しています。が、これで終わりではありません。
後日燃圧計をとりつけてセッティングします。

ウォームアップレギュレーター

こうして見るとウォームアップレギュレーターだけ浮いているのがよくお分かりだと思います。
整合性がとれていない不細工なエンジンルームです。
この車両は結局全部やり直すため、新車以上の眺めになるでしょう。

450SEL 6.9

当時は正規輸入されていなかった車種ですので、ディーラーできっちり整備されてきた車両が少ないのか、
各部に町工場風やっつけ仕事が多く見受けられます。
画像のコンデンサー部分のごっそり造り直しも課題ですが、
行き先の途切れた配線(ジャンプ配線やむき出しの自動車用でない安物配線)や、
配管のされていない訳の分からない物体を整理することから始めます。

450SEL 6.9

で、この訳の分からない物体ですが、

450SEL 6.9

どこにも純正ナンバーが見当たりません。
が、ブラケット等はいかにも純正然としたプレスもので、不細工な後着け感がありません。
ポンプと冷却水の通路が設けられているのですが、一体なんじゃこりゃあ。
取り敢えず、配管されていないため無用の長物として取り外します。

450SEL 6.9

450SEL 6.9

これ以降のモデルではこの空いたスペースにABSのユニットが鎮座します。

で、取り外した訳の分からないユニットですが、リターンの燃料を冷やすための装置なのか(6.9ではタンクの内圧が上がりタンクが割れる事例があるらしいです。)
W124やW202等にも装着されていたエンジンを止めていても効くヒーターのための装置か、検証する必要があります。
ダイムラー・ダブルシックスでもあったように、タンクの内圧が上がりすぎてフィラーからガソリンが溢れてくるようなタンク内の減圧に関する問題は
この時代の大排気量でエンジンルームに熱を持ち易い自動車特有のものかもしれません。
もちろん現代ではこんなことが問題になるような自動車は無いでしょうから、これの対策もしないといけません。

KやKE-Jetronicは高い燃圧が特徴です。
燃圧が高いということは沸点が高く、パーコレーションには有効ですが、
リターンの温度が高いままタンクに戻ると仮定すればタンク内の減圧は重要な課題になってきます。

まあ、まずは現状の詳細把握と要らないものを取っ払ってしまうことから始めます。

久々にエンジンを掛けたのですが、この車の魅力はこの車でしか味わえませんね。
日本では人気が無いからお金を掛けずに結果ボロが多いのか、
ボロが多いから人気がないのか分かりませんが、ヨーロッパでの人気は結構なモンですね。

投稿日:2013/08/08