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KEジェトロニック VW Golf Ⅱ GTI

Virage Old and Neo Classic Car

Golf Ⅱ KEジェトロニック修理

今回は、Golf ⅡのKEジェトロニックのユニットO/Hです。

Golf Ⅱも減りましたね。たまに見掛けるとコンパクトで端正でカッコいいです。

オーナー様は現在車載の稼働中のユニットと別に今回送られてきたユニットをスペアとして

持っていらっしゃいます。お車に対しての愛情が感じられます。

こういうお方、好きです。

Golf Ⅱ KEジェトロニック修理

しかし、上の画像のフューエルデスビは残念ながら修理できません。

ユニットの核となるコントロールピストンが固着してしまい抜き出すことができません。

取り外した後に水が進入して錆びてしまったか、残留した燃料が腐ってしまい固着してしまった

のでしょう。

Golf Ⅱ KEジェトロニック修理

エアーフローメーターはアップドラフトタイプです。

メルセデスなんかとは逆方向にフラップが動きます。

テーパー部分が汚れていますが、実はここも重要なところです。

現代の電子制御に例えれば、テーパー部はECUのマッピングに相当します。

また、基準位置でフラップのセンタリングがずれていたりしても不具合の原因になります。

調子の悪いKジェトロ搭載のフェラーリや911turbo等でインテークへの吹き返し等が起こった場合、フラップが曲がってしまうこともあり、それに気付かず替えなくていい部品をしこたま替えた結果直らないなんてこともあったようです。

Golf Ⅱ KEジェトロニック修理

今回は二分割するのが結構大変でした。

車から外したまま永く置いているとこうなるパターンが多いです。

画像を見てお分かりのように、開けるとゴムのダイアフラムが再利用できなくなります。

破れずにきれいに剥がせたとしても、ベロベロになったダイアフラムを寸分違わず元の位置に戻し、シワを入れずに再び上下合体させるなんてギャンブル以外のなにものでもありません。

一度それに成功して得意気に話す方がいましたが、それがいつまでもつ保証があるのでしょうか?

当ショップではそんなギャンブルにお客様を付き合わせるつもりもありませんし、お客様にギャンブルに挑んでほしくもありません。

「修理して、お金も遣ったけどやっぱりダメだった」という誰もハッピーになれない結果に終わることほど悲しいものはありません。

今回は、フューエル・デスビO/Hとエアーフロー・メーターのクリーニングと基準セッティングのご依頼です。

きっちり調整してまた元気に稼働してもらいたいと願います。

投稿日:2013/09/01