Virage 整備記録

2019年5月25日

ローバーミニ用電動パワーステアリング

オリジナルのミニの細いタイヤ、狭いトレッド、大径ステアリング、クーラー無しであれば特にその必要性を感じないかもしれません。

しかしこの個体(98年式クーパーAT)の場合、外見から察する可愛らしいイメージがステアリングの重さで吹っ飛んでしまいます。

外見のイメージと実際の操作性が一番かけ離れた自動車であると言えます。

ルックスに魅力を感じた女性が、乗った瞬間諦めるパターンです。

ローバーミニ 電動パワーステアリング パワステ

実際にインストールされたこのミニに乗った女性オーナーは、こんなに車が変わるものなのかと感動しています。今まで躊躇していた細い路地にガンガン侵入するようになったとのことです。

ローバーミニ 電動パワーステアリング パワステ

ローバーミニ 電動パワーステアリング パワステ

その女性の靴のサイズではつま先の干渉もなく、何も気になることはないというクリアランスですが、欲を言えばペダルの長さやアングル等を全て見直して加工、もしくは新造したいところです。スロットルペダルの位置や角度も気に入りません。

もちろんこの電動パワステのキットを販売しますが、角度が立ちすぎたステアリングホイールの適正化を含めてユニバーサルジョイントを利用して、オーナーの体形に合わせたものを製作することも可能だと思われます。

今回のインストールでMINIが初めて外観からイメージするMINIらしくなったように思います。