Virage 整備記録

2019年6月8日

ステンレスパイプ 曲げ加工

W109のブローバイのパイプです。

Y字型のものがオリジナルのスチール製で、それ以外がステンレスを曲げたものです。

W109 300SEL 6.3 restomod M100 removal EFI MoTeC 電子制御化

W109 300SEL 6.3 restomod M100 removal EFI MoTeC 電子制御化

外径15mm厚み1mmのパイプを殆ど潰れが無く曲げることができます。

なぜアルミで無くステンレスを使用するのかというと、腐食が無い、強度を確保できる、更にブラストするとご覧のようにしっとりとした艶が出ます。

W109 300SEL 6.3 restomod M100 removal EFI MoTeC 電子制御化

メッキのように剥げることも腐食することもなく、この状態が長く続きます。

このように装着されます。

片側のバンクのパイプとロウ付けして一本になり、スロットルボディに入ります。

たかがブローバイのパイプと言えばそれまでですが、目立つ部分です。

オリジナルのものがあまりにも不細工であり、ヘッドカバーを外す際のメンテナンス性も考えて設計しています。

パイプ曲げは、ちょっと角度がずれると使い物になりません。

何度も試作をしないと上手くいきません。これこそ3Dでデザインして、NCベンダーにお任せすればいいのでしょうが、それの準備をしている間に何度か試作したほうが早いような気がします。

W109 300SEL 6.3 restomod M100 removal EFI MoTeC 電子制御化

もちろん、スチール製のものはきっちりメッキします。

W109 300SEL 6.3 restomod M100 removal EFI MoTeC 電子制御化

W109 300SEL 6.3 restomod M100 removal EFI MoTeC 電子制御化